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子供の喧嘩

子供は喧嘩をするもの。最初からそう捉えておいたほうが良いと考えます。喧嘩するほど仲がいいといいますが、やはり始終一緒に居ると意見が合わなかったり、自分のしたいようにしたいのにうまく行かずにあたったりと、子供だってイライラする時はあるので、そういう時に喧嘩っておきてしまいますよね。

子供の世界

みなさんが子供の頃っておもいだしてみていかがでしょうか。子供の世界が成立していませんでしたか?喧嘩なのか何なのか分からないような状態もあり、いじめっこ、いじめられっこがいて突然何かの拍子でそれが逆転したり、水面下でいじめがあったり。子供には子供達の世界があり、その中で社会構成がなされているのです。そのため、大人からみた子どもたちの世界と、子どもたちの感じる子どもたちの世界って若干異なる時があるんですよね。

しかし、自分の子供がいじめられて泣いていたりすると、やっぱり感情が入ってしまいますよね。それを黙ってみていなさいというのは少し酷なお願いだと感じます。自分の子供が楽しそうに遊んでいるのであればいいですが、仲間はずれをされたり、喧嘩して泣いているといたたまれなくなってしまいます。

喧嘩は学びのチャンス

子供達は喧嘩をすることで相手の気持ち、自分の気持ちの伝え方を学んでいくものです。友達と喧嘩をしているときは、自分の気持を相手にうまく伝えられず、言葉の選び方がまだ成熟していない子どもたちは手が出てしまったり、ひどい言葉を口にしてしまったりするのです。

喧嘩をすることはそういう相手にどこまで近づいていいのか、近づきすぎるとどうなるのか、言われて傷つくこと、傷つけることを覚える機会なのです。喧嘩というコミュニケーションがないと、その子供の大人になったときの人格形成に大きく影響してしまうかもしれません。

現場をみたら

そうは言っても目の前で子供達が喧嘩をしているような状況に出くわしたらどうすればいいでしょうか。負けん気のつよい男の子達は本気でグーパンチをしてきますから、何かあったら怖いですよね。そういう時は一旦は様子を見つつ、エスカレートしそうだったら間に介入していきます。まずは子どもたち同士で解決できそうだったらまずは委ねてみるのもいいでしょう。

大人が介入するときに注意することは、喧嘩をしている事を頭ごなしに叱りつけないことです。まずどうしてこうなったのか、お互いの意見を聞いていきます。子供は素直なのでたくさん教えてくれるので、そこで何か解決の糸口がみつけられそうであれば、それを引き出して子どもたちに理解させましょう。