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子育ての壁

みなさんは子育ての中で、子供のだだっこという壁にぶつかった時はありますか?おそらく100人中100人いらっしゃるのではないでしょうか。子供はダダをこねるもの。しかもたくさん人が居るところでそうしてしまうとどうしようもない怒りにも似た複雑な感情がこみ上げてくるのではないでしょうか。

子供のダダこねは子供が大人になっていく上での感情の表現方法と解放を学ぶ過程で起きるものだと言われています。しかしそうはいっても親も人間です。恥ずかしいときってありますよね。デパートなんかで子供がダダコネて床でバタバタし始めてしまった日には、それをどう収めるかを考えるしかありませんよね。

ダダをこねる原因

子供がダダをこねるとき、「絶対にこれがほしい」とか「絶対に嫌だ」などの感情の表現がダダこねとなって現れます。何かを主張し、それを伝えようとしているのです。ダダッコは成長の過程において、自立であったり、表現を学ぶ一つの通過点として考えられます。

しかしながらそれがひどく、何回も続く場合は、別の問題であったり原因がある可能性があるので、なぜその子がこのようにダダをこねるのかをじっくり向き合って考えるしかありません。

わざと困らせている

子供のダダッコの一つの原因として、子供が親の愛情を得るためにわざとダダをこねているというケースがあります。これは先ほど記述した主張ではなく、親にこちらを向いてほしいが故のダダッコなのです。例えば妹や弟が出来て、母親も父親もそっちばっかりに行ってしまうと、お兄ちゃん、おねえちゃんはなんだか自分が必要とされていないのではと思うようになってきます。そうすると自分は愛されているのか、必要とされているのかを確認するためにわざとダダをこねるようになってしまう場合があります。

そんな時は叱りつけるのではなく、わざと甘えさせてあげることが効果があるようです。十分に甘えさせてあげると、大きなダダがなくなってきます。その代わり小さなダダが増えてきます。

しつけの統一性

人前であまり子供を叱れないような場合、子供がそれをわかってしまうと、わざと人前でわがままを言うようになります。そういう時に子供の言いなりに何かを買ってあげたりすると、子供は味をしめてしまいます。そういう時はわざと場所を変える、場合によっては一度帰るなど、環境を変えることが効果的です。

子供と一つお約束をして、そのお約束通りにやってみます。あれもこれもといっても一切聞かない。お約束が守れたら褒めてあげましょう。その繰り返しで泣いても無駄だという事をわからせてあげるのです。