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こんな時は注意

子供が発熱し、なんだかほっぺたが腫れているように感じる。
おたふくのようにほっぺが膨らんでいるような状況であれば、それはおたふくかぜの可能性があります。
おたふくかぜは正式には流行性耳下腺炎といって、腫れているのはほっぺたではなく、耳の下にある耳下腺といって唾液を作る場所が腫れているんです。
そのためそのままほっぺたが腫れているように見えるのでおたふくかぜというふうに呼ばれるようになったんですね。

どんな病気

おたふくかぜはだいたい小学生になる前か、小学生でも低学年の時になる感染症ですね。
稀に小学校の高学年でも発症する人もいますが、ほとんどが小さい時に感染してしまいます。

おたふくかぜって名前こそ可愛いですが、実は結構怖い感染症なんですよ。

症状としては突然発熱があり、耳の下にある耳下腺の腫れ、そして痛みで症状が始まります。
そして反対側も腫れが広がります。
大体1周間程度で治りますが、合併症があるので油断は禁物です。

合併症としては髄膜炎、膵炎、精巣炎と他の部分に炎症が飛び火してしまったことによる発熱です。
そうすると更に1周間から2週間ほど発熱の症状が発生してしまいます。

本当は怖い病気

おたふくかぜはほとんどは1周間ほどで耳下腺の炎症も引き、改善に向かいますが、稀に耳下腺の炎症による難聴の症状が発生してしまうこともあるのです。
耳に近い部分での炎症なので、耳に影響してしまい、重度の聴覚障害になってしまうこともあります。
昔は1万人に一人くらいの確率と言われていましたが、現在は1000人に一人の割合で難聴になってしまう可能性があるという研究結果が出ています。

また合併症として挙げられる精巣炎などの症状が出てしまった場合は、不妊の原因になってしまうケースもあります。
ほとんどはそこまで症状は進行しません。

しかしながらこの難聴も精巣炎も片側性といってどちらか一方で発生するようです。
そのためおたふくかぜで合併してしまってもどちらか片方が難聴になってしまうというのがほとんどのケースです。
難聴になってしまった場合、聴力の回復はまず見込めないといってもいいでしょう。
実はそんな危険性のある病気なんですね。

感染してしまったら

症状が軽いものであれば自宅安静で問題ありませんが、頭痛や嘔吐、ひどい腹痛を伴うときは小児科へ診察へ行きましょう。
合併症を引き起こしている可能性があります。

現在はムンプスワクチンといって予防接種も出来ます。
必ず接種しなければいけないものではありませんが、予防効果は高いと言われています。
心配なようであれば予防接種しておくのもひとつかもしれませんね。

参考サイト:http://ja.wikipedia.org/wiki/流行性耳下腺炎